一期一会 と 一食一想

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一期一会 を大切に

出かけた先で地方の物産展や県のアンテナショップに行きあたったりした時は
必ず立ち寄り見て回ることにしている。
それで、これは?!と思えたお味噌に出会った時は即買い求める。
それは絶対に迷うことはない。
お味噌は地方のメーカーさんがたくさん存在するわりには直接知り合う機会はほとんど無く
一期一会 の世界なので、そうしたチャンスはできる限り生かすようにしているのだ。
購入の基準は特にはない。
出会い頭の印象に任せている。

こうして買ったお味噌、私は最初必ず白いご飯で食べるように決めていて、
実はこの食べ方が私にとっては一番お味噌の味がわかるのでいつもそうしているわけでして……。

ほかほかご飯にひとくち分、天盛りに乗せ、
お箸でほんの少々取り、まず香り、そして味わいと舌触りを確かめる。
ほおぅー、おいしいなあと、しみじみ……。
白いご飯にちょっと合わせて鼻に抜ける香りも楽しみながらラベルをよく読み、
裏書も再読しながらまた口に運ぶくりかえし。


愛媛県・松山みそ

この「松山みそ」は愛媛県産。四国はお国柄、麦糀の土地で、こちらのお味噌もはだか麦の糀使い。
甘口で味が濃くてねっとりとしている。
この甘さがお味噌汁にしたときはさらに引き立ち、
具をタマネギやキャベツにすると私にとっては甘くなりすぎるくらいだ。

南北に長い日本は採れる穀物でも地方差があったのだろう、
米糀、大麦糀、小麦糀、豆糀と糀の種類も多様で地方色あふれるたくさんの風味を作り出してきた。
故郷の味は郷土料理に反映されるけれど、その本場もんの味を作ることは地元人でなければむずかしい。
しかし、お味噌汁なら比較的簡単にできて、気軽にその味を楽しみ、ひたることができる。
その地でよく使われる具は調べてもよいし、自分のお好みで作ってもいいものだ。
そうしてたまたま買ったお味噌が、知人の故郷であったりしたときには
その人のことを想いうかべながら食べるのもまた一幸だと思える。

松山みそ  後藤商店
http://gotoshouten.co.jp

ライター: 山本 恵子

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